円山エリアの歴史と人気スポットを紹介

北海道随一の観光者数を誇る札幌市は、市街地から少し離れた場所に札幌時計台や千歳鶴酒ミュージアム、ラ・フォルケッタなど、子どもも大人も楽しめる魅力的な観光スポットがたくさんありますが、そのなかでも特に人気を集めている観光スポットが「北海道の聖地」と呼ばれる札幌市中央区にある円山(まるやま)界隈です。

円山と聞いて京都府円山を思い浮かべた方も多いと思いますが、なんと札幌市円山は京都府の都作りとほぼ同じ作りをしており、北に札幌駅、西に出雲系の神様「八千矛神」を祀っており、さらに同方角に円山公園と神体山とも呼ばれている山々が連なっています。
この札幌市円山の地図を南北ひっくり返して京都府の地図とぴったり合わせてみると、全く同じ場所に円山公園や出雲系の神体山があり、北の中央には天皇が位置しているではありませんか。

なぜ、札幌市円山は京都府の都作りとほぼ同じ作りになってしまったのかと疑問に思われた方も多いのではないでしょうか。

誰もが想像より都会だったと言う札幌市

札幌市円山の歴史と京の都にそっくりな理由とは?

徳川第15代目将軍・慶喜が朝廷へと政権を返上した後、新政府は北海道ならびにその属島の行政や開拓を行うための官庁「開拓使」を設置し、札幌本府の本格的な建設に着手しました。
この計画を推進していたのが幕末・維新期の政治家、佐賀藩士の島義勇でした。

島義勇が北海道へと赴任したのは明治2年のことであり、彼は旅の過程や石狩本府の建設の様子などを36点の漢詩と共に「北海道紀行草稿」に記しています。

初めて島義勇が北海道を訪れた明治2年の12月上旬、彼は案内役と共にコタンベツの丘を登り、「いずれこの地 (札幌)は世界一の都になるであろう」という期待を込めた漢詩を詠みました。

そして、島義勇は明治3年に酒田県で集めた農民30戸90人と共に、庚午三ノ村(円山村)開拓を始めます。

しかし、当時の北海道は見渡す限りの原野と大樹の森が広がっていたため、どう開拓したら良いか悩んだ末に、まずは開拓三神を祭る社地の選定をするため、アイヌの人々から「モイワ」と呼ばれていた小さな山を巡ったそうです。

その際、偶然にもそこから見える景色が京の都とよく似た「四神相応」であったため、現在の北海道神宮の前身となる札幌神社の仮宮造営地を「円山」に決め、庚午三ノ村を宮地の麓に村落を開くことにしたのです。
このとき、島義勇は次のような漢詩を読んでいます。

― 三面は山囲みて一面は開く 清渓は四繞(しじょう)す 山渓の位置豈(あ)に偶爾ならんや 天造応(まさ)に社地を期せしなるべし ―

ただ、札幌市円山は京の都作りを参考にしているのになぜか南北が上下逆さまになっています。
これは、平安京が天皇を「天体」として自然に合わせて都作りを行ったのに対し、札幌市円山は天皇ありきの都作りを行ったため、このような作りなったと言われています。

島義勇が開拓を行った庚午三ノ村は、明治4年5月25日に当時の判官・岩村通俊によって「庚午三ノ村」から「円山村」へと改名され、今では札幌市中央区の一部となっています。
そんな札幌市中央区の円山界隈は、京都府の円山と同じ名を持ち、街の作りもほぼ同じことから、地元ではエレガントなお店や美容室、お家が並ぶ高級住宅地として、観光客のあいだではゆったりと落ち着いた時間を過ごせる大人の観光地として知られています。

見渡す限りの原野を開拓した。

円山界隈の魅力的な観光スポットをご紹介!

札幌市中央区の円山界隈は、エレガントなお店や美容室、お家が並ぶ高級住宅地として知られるとても有名な地域なのですが、周辺には島義勇が開拓を始めた当時からほぼ変わっていない手付かずの円山原始林や古くから桜の名所として親しまれている円山公園などの観光スポットもたくさんあります。

そんな円山界隈ですが、円山原始林や円山公園の他にも見どころ満載の魅力的な観光スポットがたくさんありますので、ここで子どもから大人まで楽しめるオススメ観光スポットをご紹介します。

 円山

札幌市中央区にある標高225mの可愛らしい小さな山「円山」は、札幌市を守る北海道神宮の裏手にあり、誰でも気軽に自然を堪能することができる人気の観光スポットの1つです。

円山の魅力は、
・地下鉄駅より徒歩10分という「アクセスの良さ」
・標高が低いため運動不足の方でも気軽にチャレンジできる「登りやすさ」
と答える方も多いですが、もう1つ忘れてはならない魅力があります。

それは、円山が風水では非常に重要な役割を果たしており、羊蹄山から流れる龍脈エネルギーは定山渓や藻岩山を経由し、ここ円山・北海道神宮へとたどり着く「龍の頭」であるということです。
そのため、円山には大自然の力強い光に満ち溢れた強いエネルギーが充満しており、体いっぱいにそのエネルギーを取り込むことで、心と体に溜まったストレスや悩みをスッキリ解消することができると言われています。

また、円山には、1914年に登山道である大師堂から山頂にある大きな山神石碑までの全長1kmのあいだに88体のお地蔵さんが祀られており、観光客のあいだではプチ八十八か所巡りが楽しめると話題になっています。

円山の登山シーズンは5月から10月ですので、この機会にゴールデンウィークや夏休みを利用して登ってみてはいかがでしょうか。

 北海道神宮

島義勇によって作られた風水都市・札幌のなかで最もパワーの強い場所として知られる「北海道神宮」は、観光客のあいだで絶大な人気を誇るパワースポットの1つです。
なかでも特に人気のスポットが神宮境内にある「開拓神社」と参拝時にくぐる4つの「鳥居」です。

北海道開拓の功労者たちが祀られている開拓神社は、逆境に打ち勝つことができる強いエネルギーを取り込むことができるパワースポットとして知られており、20代から30代の男性のあいだで人気を集めているスポットとなっています。

参拝時にくぐる4つの鳥居は、くぐった鳥居によって恋愛運が変化するという謂れがあり、本殿までは第二鳥居以外でくぐることが良縁を招くポイントとなっています。
ちなみに裏参道側にある第三鳥居は風水で見ると「預」の方角となるため、この鳥居をくぐって本殿へ向かうと商売繁盛、開運・金運アップを願うことができます。
お小遣いをアップさせたい方や預金を増やしたい方はこちらの方角にある鳥居から本殿へ向かってはいかがでしょうか。

 北海道神宮頓宮

ここ数年、女性を中心に人気を集めている観光スポットが札幌市中央区南2条東にある「北海道神宮頓宮」です。

北海道神宮頓宮は鳥居をくぐると境内の両脇に一対の可愛らしい狛犬の石像が設置されており、この狛犬に触れると恋愛が成就すると謂われています。
なかなか良縁に恵まれないと困っている方は、この機会に境内の両脇に設置されている狛犬に触れてみてはいかがでしょうか。
また、この頓宮の本殿手前の両側にはもう一対狛犬が設置されています。
こちらの狛犬は向かって左側が子どもを抱える母狛犬、右側が家族を守る父狛犬となっており、両方の狛犬に触れることで子宝に恵まれると謂われています。

地元の方々も滅多に訪れないこじんまりとしたマイナーな神社ですので、千歳鶴酒ミュージアムなどの観光スポットを訪れた際は是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

北海道神宮は桜の名所でもあります。

まとめ

北海道札幌市中央区にある円山界隈の歴史とオススメの観光スポットをご紹介させて頂きましたが、いかがでしたか。
札幌観光といえば、札幌市時計台や千歳鶴酒ミュージアム、ラ・フォルケッタなどが定番ですが、たまには北海道開拓の歴史が学べる札幌市中央区円山界隈を観光するのもオススメです。
ゆったりと落ち着いた時間が流れる高級住宅地・円山界隈。
ステキな街には魅力溢れるお店や美容室、観光スポットがたくさんありますので、札幌観光を計画されている方やこれから札幌市に移住しようとお考えの方は、この機会に札幌市中央区円山へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

札幌市の人気観光スポット時計台